夢の中

交通事故による高次脳機能障害を患ってからというもの、昼間目が覚めていても、外を歩いていても、半分意識が眠っているような不思議な感覚にとらわれている。

こんなことは、かつて経験したことが無く、歳をとって唯単にボケたのとはまた少し違うような気がする。自分のやる事為す事が全て覚束なく、生きてはいるもののこの先一体自分はどうなるのか不安になる。